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サザエさん最終話「さようなら、そして・・・」

カツオは世界を飛び回る商社マンに。しっかりと根を張り、漂うが如く受け流すワカメは公務員になった。荒れる時も静かなる時も、波間(波平)を行く巡視船(フネ)のごとく見守る両親だった。鱒とイクラは赤く、鯛と鱈は白身。マスオとタイ子の間に生まれたのがイクラちゃんとタラちゃんだった。大人の事情により結ばれなかったことによる出生の秘密。それを知りながらも結婚した、タイ子の同級生だったサザエ。それでも今日も磯野家にて、元気に明るくふるまうサザエだった。すべてをサザエの蓋に栓をして。
アナゴさんは定年後、そばを打つんだと信州へ移住。海とは全く関係のない名前の伊佐坂先生は賞を獲った。「俺が担当している時に・・・」と悔しがるノリスケだった。三河屋さんは時代に合わず得意先を減らすも、中年の体力不足を電動自転車でアシストしながら今日も配達へ。サザエさんの明るさは、みんなの心に永遠に残っていくことでしょう。

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