ベトナムからの笑い声 アーカイブ
Laughing Voice form Vietnam Archive
design Shigeki MARUI
design Mari KUSAKI
Photo(準備中)
第27回公演『ベトナムガエシ』
精華演劇祭2010 SPRING/SUMMER 参加
むりやり堺筋線演劇祭 参加
まさかの精華小劇場公演、2回目。長編作品をやってみて、やっぱりオムニバス公演がお似合いの劇団だということを認識。しかし、精華演劇祭公演であんまり無茶も出来ないと、過去行った再演希望投票(2007年2月)でダントツの1位だったにもかかわらず再演適わなかった鉄板ネタである「オリエンタル歌劇団」を最後にもって来ることを早々に決定。その代わり他の作品は無茶してよいか、と判断し、ほとんど日本語ではない会話劇、タイトルから妄想させるラブサスペンス、映像作品と、それぞれかなりきわどい3本を上演。
Data
2010.6.11.(Fri.)ー13.(Sun.) 5ステージ
精華小劇場(大阪)
クレジット
脚本/黒川猛
制作/丸井重樹
秘書/山本佳世
舞台監督/大鹿展明
音楽/Nov.16
音響/小早川保隆
照明/高原文江
舞台美術/丸山ともき
チラシデザイン/草木マリ
舞台写真/仲川あい
舞台映像/竹崎博人
Web予約フォーム/シバイエンジン
出演
荒木千恵
黒川猛
徳永勝則
信國恵太
西河ヤスノリ
堀江洋一
松村康右
山方由美
京都芸術センター制作支援事業
料金 1,800円 日時指定割引1,500円 ペアチケット2,500円
団体チケット 1,000円/1名*10名以上で同じ日時にご来場の際に適用
観客動員 約340名
Details
前回、7年ぶりの長編作品上演を経て、オムニバスへカエル。
1年半ぶり、2度目の精華演劇祭にオカエシ。
恩を仇で返すかのごとき、第27回公演は、
ほぼ日本語ではない会話劇、
タイトルから妄想させる不条理劇、
映像作品、
エセミュージカルの4本オムニバス。
笑えるのか? 面白いのか? 大丈夫なのか?
境界線上を疾走し、駆け抜けて煙に巻く、最後の、精華演劇祭公演。
ACT1 マフィアンルーレット
舞台はあるマフィアの幹部の集まる部屋。ボスの愛娘とその夫、服役を終えて刑務所から出てきた男、跡継ぎとなる息子とその妻…、そしてボス。一堂に会した晩餐会で明かされる、驚くべき事実とは。耳をすましてよーく聞いてほしい。日本語字幕付き。
ACT2 ミステリー小説を読みすぎた女とサスペンスドラマを観すぎた女に惚れられた松本清張な男
ミステリー小説を読みすぎた女と、サスペンスドラマを観すぎた女。二人の女は、果たして、どちらがどちらなのか、そして惚れられた男は果たして、松本清張、なのか。タイトルしか書いてないな、この内容紹介。それがどうした。
ACT3 スキャンダル
「スキャンダル」というなの短編映像。たいしたことは起きません。
ACT4 オリエンタル歌劇団~ミュージカル・ロンドバルトとポニーテール in 大阪
舞台は「オリエンタル歌劇団」が上演するミュージカル作品の舞台上。ワイゼンラップ王国の姫と、エドワール帝国の兵士の叶わぬ悲恋…、というストーリーはともかく、その仕掛け、歌、芝居、指揮者、すべてがバカバカしさで満ち溢れた、エセミュージカル。10人以上の登場人物を4人で演じる、俳優の息遣いにもご期待いただきたい。約4年ぶりとなる、待望の再演。
Producer's note
ベトナムは今年で14年目を迎える。
1996年に旗揚げ、来年はなんと、15周年だ。
当時、メンバーは全員20歳代だった。劇団の継続と共に、もちろんメンバーも歳をとってきた。
一昨年に新たなメンバーが加わって若干若返ったとはいえ、平均年齢は30歳を超えている(たぶん)。
にもかかわわらず、作品の精神年齢の低さがほとんど変わっていないのは、これ、どういうことか。
相も変わらず馬鹿馬鹿しく、下品で、見た目とコトバの響きが面白いことが重要視される。
もちろん(精神年齢的な)幅は広くなっているわけで、
シュール度合い、不条理度合い、社会的・政治的・差別的まなざし、については、
それなりに年を食ってきただけ、高さと深さをましているように思う。
しかし低さは、たとえるならば中学生男子のレベルである。
恥らいなく「ウ○コ」といっては笑い、
気の弱い友達に「きん肉ドライバー」や「電気アンマ」をかけては笑い、
誰それに毛が生えたと言っては笑う。
殊に女子に対しては、経験もないくせに情報だけは膨大に摂取してしまい、
悶々とする。
牛乳を飲んでいる友達にエロいことを言っては噴出させ、エロ本を回し読みし、
クラスの女子に「男子はエッチ」と罵られる、あの中学生男子。
今回のベトナムは、中学生男子が見たら、きっと爆笑です。
大人の皆さん、特に女子の皆さん、気分を10代前半に若返らせて見てください。怒らないでね。
最後まで(本当に切に願います)、ごゆっくりお楽しみください。
ベトナムからの笑い声 代表 丸井重樹
(2010年6月)
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